斉宮農園ブログ

りんごとミニトマト。

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【今週の作業、出来事】帰省した話

こんにちは、斉宮(夫)です。

気づけばもう2月。

今年は雪が少なく、雪が解けて地面が見える日もちらほらだが、やっぱり寒い。

 

正月に帰省した。

気楽に帰れる距離ではないので、1年ぶりの地元である。

とはいえ大してやることもなく、唯一タイミングの合った友人と、2人で飲みに行ったくらいだった。

寡黙でつかみどころのないその友人は、年に1度、地元のライブハウスにお気に入りのミュージシャンを招いてライブを主催する、という面白い男である。

約5年ぶりの再会ではあったが、見た目も中身も全く変わっておらず、子供の頃と同じ調子で話ができた。とても居心地よく、とても楽しい時間を過ごすことができた。

 

楽しかったのはそれぐらいで、その後は祖母の家で年越しだったが、これがまぁひどかった。

久々に会った叔父は陰謀論信者になっており、口を開けばきな臭い話ばかり。

そんな話を聞かされたところで、ただの一般人に何ができるだろうか。

たしかに、親子ほど年の離れた人間同士で会話が盛り上がることなどそうそうないだろう。話題を作るために向こうも頑張ってくれたのかもしれない。

だが、あれほど盛り上がらない話をよくもまぁ延々と話せたものだなと、逆に関心するほどだった。

ジェネレーションギャップでは言い訳できないくらいの人間的なズレを感じた。

 

弟は弟で、部屋に引きこもったきり、出てこない。

どうやら祖母の家に2泊することを聞かされていなかったらしく、怒り心頭だったとの事。たしかに、いきなりWifi環境の整っていないド田舎で数日過ごせ、と言われたら困惑してしまう気持ちはわからなくもない。

ただ、食事すら拒み、部屋から一歩も出ないのは、あまりにも自分本位過ぎるハンガーストライキではなかろうか。ガンジーもびっくりである。

結局、弟とはほとんど会話することなく、嫌な雰囲気のまま帰省が終わってしまった。

価値観は人それぞれとよく言われるが、それだけでは片づけられない、人間なズレを感じた。

 

”ズレ”は必ずしも悪いことばかりではないと思う。

でも、なるべく”同じ”の方が心地良いな、と思えた帰省だった。

 

<農作業で聴きたい音楽>

曲名:僕の果汁

アーティスト:ズットズレテルズ

おすすめ度:★★☆

コメント:

世の中悪いズレもあれば良いズレもある。

これは良いズレ。