こんにちは、斉宮（夫）です。
今年も忙しかった～。
ようやく落ち着いてきたので久々のブログ更新である。
ミニトマトは、概ね管理作業が終わり、今ある実を大事に収穫する日々となった。
ちらほら病気はあるものの、大体の樹は元気でいてくれており、ありがたい限りである。
ただ、花落ちや小玉が多く、残念ながら昨年より売上減の見込みとなった。
いやー困った。。
生活費を満足に稼げるか微妙なところだ。
蚤の心臓（ガラス製）の持ち主である僕は、作業をしながら、売上や預金額を何度も何度も計算し、あーでもないこーでもない、とぐるぐる落ち込み続ける日々である。
9月に入ってすぐの頃だったろうか。
摘芯をしながら、相変わらずぐるぐる考えていた時のこと。
脳内だけにとどまらず、腹からグルグル音が鳴りだした。
少し腹が痛い気もする。
常人なら、この時点で腹を壊した、と判断するかもしれない。
しかし、自慢じゃないが、僕は腹が強い。唯一の取柄といっても良いかもしれない。
タイ旅行の際、屋台で毎日飲み食いしても快便快調を誇った、鋼の胃腸を持つ男なのだ。
この俺様が腹を壊すだと…？ふっ、まさかな…。
気にせず作業を続けていると、今度はフレグランスエアシャワー（おなら）がしたくなった。
拙者、普段は忍法・隠れ風（すかしっ屁）を駆使する上級忍者だが、ここはビニールハウス内。かわいいミニトマトの成長を促すため、盛大に風遁をぶちかました瞬間である。
「ぷ～、ぷりりりりぃぃぃ」
いやいや、トゲピーの鳴き声じゃないんだから。
念のため服越しにお尻を触ってみると、あれ？湿ってる…。
拙者、水遁を使った覚えはないでござるよ…？
あわててトイレに駆け込み確認すると、お尻は汚れ、パンツからは悪臭が放たれていた。
僕は呆然として、トイレの天井を見つめながら、小学生の頃を思い出した。
車で祖父母の家に向かっていた時のことである。
運転席に茶色いシミがあることに気づき、母に「これ、どうしたの？」と尋ねると、母は笑いながら「ちょっと前にオヤジがうんこ漏らした」と答えた。
僕は衝撃を受け、つい「うわ～大人のくせにうんこ漏らしたの？ダサ～！」と、心の声を漏らしてしまった（うんこだけに）。
それを聞いた父の、恥ずかしさと、悲しさと、怒りの混ざった顔。
今、あの顔とそっくりなんだろうなぁ…。
そんなことを考えながら、汚れたパンツを袋に詰め、ゴミ箱に投げ捨てたのである。
＜農作業で聴きたい音楽＞
曲名：幸せのまわり道
アーティスト：Bialystocks
おすすめ度：★★★
コメント：
汚いものを洗い流してくれるような、本当に綺麗な曲。
この曲を聴くとほっこりした気持ちになれる。
