こんにちは、斉宮(夫)です。
ミニトマトの収穫・出荷もあと1週間を切り、最近はビニールハウスに入ることよりもりんご畑に行くことの方が多くなった。
ミニトマト園では代表取締役としてブイブイ言わせているが、リンゴ園ではただの作業員に成り下がる。
言われるがままに、もいでかごに入れて、もいでかごに入れて、かごがいっぱいになったらそれを運搬車に積んで、、これをただ繰り返す。
ミニトマトと違うのは、一本の樹になっている実を一気にもげることだ。
ミニトマトは色を気にしながら赤いものだけをもいでいくが、リンゴの場合は何も気にせずただ樹を丸裸にしていくため、なんだか達成感があって気持ち良い。
意外と飽きずに楽しくやっているのだが、義父・義母の手前、この楽しさを全面的に開放することができないでいる。
基本的に無表情、休憩時間もほぼ無口で石のように動かない。
見かねたバイトのおばちゃんが、少しは動きなさいとお菓子を渡してくる始末。
おばちゃん、ボク意外と明るいんやで。
ライブハウスで踊ったりするし、ラジオ聞きながら大声で笑ったりもするし、好きな物事の話や嫌いな奴の悪口に関してはおしゃべりが止まらないし。
もし本当の自分をさらけ出したならば、あまりのギャップに、きっとおばちゃんは卒倒してしまうだろう。
少しでも長くバイトにきて欲しいので、これからも石でいようと思う。
<農作業で聴きたい音楽>
曲名:バンドマンの女
アーティスト:クリトリック・リス
おすすめ度:★☆☆
コメント:
切なくて悲しいけどかっこ良い、とても良い曲。
でもこんな曲を聴いていることが義父母やおばちゃんにばれると恥ずかしいので、リンゴ園で流すことはない。